SSブログ

たまねぎのケルセチンが胃炎・胃がんの予防に効果があるとか [胃炎]

たまねぎのケルセチンが胃炎・胃がんの予防に効果があるとか・・・について。

0-85.jpg

先日、某テレビ番組で「たまねぎは胃がんの予防に効果がある」という話がありました。
内容は、オランダとイランでの胃がんの発生率の追跡調査の結果で、たまねぎをよく食べる人がそうでない人の半分だの3分の1だのというものです。

まあ、数字の話はさておき、「たまねぎの何が胃がんを予防してくれるのか?」というと、たまねぎに特に多く含まれている「ケルセチン」という成分だそうです。


そもそも胃がんとは、胃の粘膜の細胞ががん化してしまう病気です。
胃の炎症が少しずつ悪化していった結果、起こる病気です。
胃の炎症を引き起こす最大の原因がピロリ菌です。

ピロリ菌に感染すると、胃に炎症を起こすことが確認されていますが、ほとんどの人は
自覚症状がありません。
ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると炎症が起こります。
感染が長く続くと、胃粘膜の感染部位が広がっていき、胃粘膜全体に広がってしまうと
慢性胃炎となります。
さらに感染が進むと、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎を引き起こし、
その一部が胃がんに進行していくのです。

ピロリ菌は胃に棲みついて活性酸素を大量に発生させ、胃の粘膜を攻撃し続けます。
ケルセチンは、この増えすぎた活性酸素を中和し無害化させる効果があるため、
ピロリ菌を原因とする胃炎、ひいては胃がんの予防になるというわけです。

ケルセチンは特別な成分ではなく、ポリフェノールの一種でトマト、ブロッコリー、オレンジ、
りんご、ワインなどに含まれていますが、とりわけたまねぎに多く含まれています。
では、たまねぎをたくさん食べればいいかというと、そうでもありません。
たまねぎの場合、ケルセチンは皮の部分に多く含まれているからです。
(ハウスの調べによると、皮の部分にむき身の27倍あるそうです。)
たまねぎを料理に使うことは多いですが、皮まで食べる料理はほとんどなく、
普段の食事では摂りにくい成分なのです。

ケルセチンの効果については、以下のページもぜひご覧になって下さい。
⇒体脂肪を減らすというケルセチンは玉ねぎの皮に含まれている
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

シニア親父のアンチエイジング対策

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。